ヌメ革

ヌメ革とは

ヌメ革とは、化学薬品を一切使わず植物由来のタンニンという成分ので鞣した皮革でベジタブルタンニンレザーとも呼ばれています。

タンニンとは、植物の中に存在する化合物のことで、紅茶や柿等に含まれている「渋」のことです。

日本では、ミモザの樹皮から抽出されるタンニンを使う事が多いです。

タンニン鞣しの特徴は、繊維が締まっているため堅牢な上に、使い込むごとに深まる色合いや質感にあります。

タンニン鞣しで加工された革の中でもヌメ革というのは、顔料などを使う仕上げ加工がされていない最もナチュラルな状態に近い革のことを言います。

因みに「鞣し(なめし)」とは、薬品や樹液を使って柔軟性の低下や腐敗を防ぎ耐久性を持たせる加工技術の事です。

この加工から仕上げ加工等の段階を踏んで行く事で皮から革となり製品の加工が可能となります。

現在鞣し加工方法の主流となっているのがタンニン鞣しとクロム鞣しが有ります

クロム鞣しは、化学薬品を使って鞣します。柔軟性や弾力性に優れ変色もしづらいため手入れの手間がかからないというメリットがありますがタンニン鞣しのような経年変化はほとんど起こりません。

特徴

1.丈夫であるが表面の傷が付きやすい。

ヌメ革は、表面にコーティングなどの加工が一切施されて無く言ってしまえば、革本来の状態です。

そのためちょっとした摩擦や引っ掻きによって傷付きやすいという性質があります。爪先が当たってしまっただけでもその部分に薄い傷が残ります。

しかし、そんな傷さえも「味」に変えてしまうという魅力もヌメ革の特調の1つです。

傷は表面だけなのでガシガシ使っても皮自体は丈夫なので大きな破損には繋がりません。

2.水濡れには、注意を

水に濡れたまま放置すると濡れた箇所だけが黒ずんでしまったり、シミになってしまうこともよくあります。

特に購入後間もない期間は、注意が必要です。

3.経年変化

最初は、繊維が締まっているため硬く感じられますが使い続ける事で柔らかくなじんできます。

太陽の光を浴びたり、人が手で触ることで油が付き艶が出て来て飴色に変色していきます。

使い込む事で味が出て来て唯一無二の存在となり愛着が増していくでしょう。

こういった、経年変化(エイジング)を楽しむことが出きるという大きな特徴を持っています。

4.自然にやさしい

植物由来のタンニンで鞣されてれている為、自然に優しく廃棄後も土にかえることができる、素晴らしい素材です。

5.皮本来の表情も魅力

動物の皮を使用している為、同じ革であっても「個体差」は少なからず存在します。

ヌメ革は、数あるレザーの種類の中でも最もこの個体差を楽しむことができるという点が大きな魅力です。

例えば、血管の痕である「血筋」、原皮にもともとあった「傷」や「筋のような模様」等、生きていた頃の姿を彷彿とさせる跡がそのまま残されています。

表面加工などを施さずナチュラルに仕上げているからこそ、雄々しい表情を楽しむことができるわけです。

お手入れ方法

1.日々のお手入れ

表面についた汚れはブラッシングが効果的です。自然な艶が生まれます。

汚れた場合は、ブラシや乾いた布でふき取りましょう。

表面の乾燥と汚れ防止の為、市販のレザー用クリームで保湿してあげましょう。ただし塗りすぎは禁物です。

汚れがある場合は汚れを拭き取ってからクリームを塗りましょう。

動物の革なので人間の皮膚と同じで乾燥は、大敵です。

特に表面がカサついてきたら保湿をしてあげましょう。

2.水濡れ

水濡れした場合は、放置せず直ぐにふき取り風通しの良い場所で乾燥させましょう。

そのまま放置するとシミの原因になってしまいます。

水濡れがどうしても気になる方は、汚れを拭き取ってから防水スプレーをかけておくといいでしょう。

3.保管方法

革製品全般に言える事ですが湿気は大敵です。特に毎日使わない場合は、風通しの良い場所で保管しましょう。

湿気取りやシリカゲルを併用してもいいでしょう。

まとめ

「ヌメ革」の特徴やそのお手入れ方法について書いてきました。

革の中でもヌメ革は、自然に近い為お手入れが必要なデリケートな革ですがその分愛着も沸き経年変化も楽しむことが出来ます。

また。自然に優しいというのもヌメ革の魅力ですよね。

血筋や傷も個性であり唯一無二の証です。

お手入れをしてあげれば何十年と使う事が出来ます。

ガシガシ使って自分好みに仕上げヌメ革本来の良さを楽しんでみてはいかがでしょうか?。

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